2012年6月17日日曜日

不幸について(ドゥルーズ『スピノザ』)

「その人間が邪悪である、不幸であるといわれるのは、いま現に彼がもつ状態との関連ではなく、彼がもたないか、今ではもたなくなってしまった状態との関連においてのことなのだ」p.69

「本質に属するのは、つねにひとつの状態、いいかえればひとつの実在性、完全性で[...]ある」p.69

「本質は、その本質のとる状態しかもちえないし、他の本質に変わるということもありえない」p.69