2012年11月25日日曜日

『マルクス以後のマルクス主義』

レーニンは、ロシアのブルジョア革命によってつくり出された状況に完全に精通して、最初のプロレタリア革命はおくれた一国、ロシアで突発しようとしている、と主張した。

マルクスとエンゲルスは、自由競争時代の資本主義的社会に特有な矛盾[...]が破裂点に達するとき、プロレタリア革命が資本主義を社会主義的生産様式に代えるであろう。

ブルジョア社会がはっきりと同じリズムで進化するならば、社会主義社会は、資本主義が確立しているすべての国において、ほとんど同時に出現するであろう。

レーニンが予見していたとおに、最初の帝国主義戦線の決壊は、資本主義がその最終的形態に到達している西欧的民主主義においてではく、帝国主義がそれ自身、もはやブルジョア的ではなくプロレタリア的な革命を生み出す不均衡をひきおこした後進的な専制的国家において、起こったのである。