「鳩」。
偏(へん)の位置にある九の第二画を右下まで伸ばし、あたかもこれを繞(にょう)であるかのようにして書く。
鳩サブレーは言わずと知れたお土産だから、変形されたこの鳩の字もすっかり見慣れている。あまり違和感がないのはその為か。
だがよく思い出してみると、既にこの形は正式に「旭」として使われている。考案者にはこの「旭」の字が記憶の片隅にあったのだろう。
「九」部を大きくしたおかげで、「鳥」は小さく書かれる。この部分が、あたかも小さく可愛らしい鳩のようにみえなくもない。考案者はこの効果を狙ったか。
部首:鳥(とり)。
類字:旭。