2009年11月11日水曜日

ブラタモリ

タモリは江戸時代や明治時代の古地図を片手に都内の街を歩く。
そこで彼は街並や地形の変遷を辿り、その経緯を考証していく。
また彼は現代の景色の中から、当時のまま残っているものを見つけ出す。
それは

時代がすっかり変わってしまっても、どこかに昔の痕跡が残っている。
それを見つけ出す手さばきは鮮やかでありとても心地よい。
でもそれ以前に、過ぎた時代がまだ手の届くところに残っている、
その事実を教えてくれることが、素直に嬉しい。


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グーグル・マップを始めとするウェブ上の地図が普及したことによって、
一般の人達にとっても地図が身近になった。
タモリが『ブラタモリ』で楽しんでいる、
古地図を使った冒険をウェブ上で疑似体験できる。
方法は簡単で、インターネット上に公開されている、
いくつかの時代の地図を比較し、その変遷を辿ればよい。

さて、実際に昭和時代の古地図で、自分にとって
馴染み深い街を眺めていたところ、さっそく小さな発見。
仙台市の市街地をすこし北上したところに、勾当台公園という公園があるが、
この勾当台公園を南北に貫く東二番丁通りは、つい20年前は
違うちょっと様相だったことを見つけた。
現在は下の地図のように、まっすぐに南下していくように見えるこの通りも:



国土地理院が公開している1978年での航空写真では、そうではなかったらしい:



東二番丁通りは、2つの直線的な道路が交差点で連結されることによって構成されていた。
すると今度は、北側・南側どちらの道路が廃棄されたのか、という疑問が浮かんでくる。

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